MOM--Japanese Family Support Organization
v母乳育児のすすめ(1)

 赤ちゃんに最初にあげるもの、あなたのおっぱい、母乳です。

 でも、もちろん、いろいろな事情から母乳があげられないこともあります。そんな場合は、がっくりしないで。今は、優れた人工乳がたくさんあります。赤ちゃんをしっかり抱いて、ミルクを飲ませるのですから、母乳じゃないから、といってスキンシップが足らなくなることはありません。

 お母さんはお母さん。あなただけです。自信を持って、育ててください。

 特に、問題がなければ、母乳をあげてみてください。特に、生後1週間前後の母乳はお母さんの免疫がたくさん入った、初乳というのが出てきます。量は多くありません。黄色っぽい、普通のお乳(生乳)に比べると、ちょっととろっとしたお乳です。

 生まれた直後は、お母さんも吸わせ方がへた、赤ちゃんも吸い方がへたです。お互い、初めてなのだから当たり前。心配しないで、すぐ上手になります。

 母乳は、赤ちゃんの吸う刺激で産生されます。最初はちょっとしかでなくても、何度も何度も吸わせているうちに出るようになります。赤ちゃんもうまくなります。

 母乳は飲んでいる量も見た目ではわかりませんが、赤ちゃんにあわせることが、第1に大切です。(どうしても知りたければ飲ませる前後に体重を量れば、簡単に飲んだ量がわかります)

 足らないのでは、と心配してすぐミルクを足さないで、1ヶ月は母乳だけで頑張ってみてください。

 また、母乳を吸わせるということで、母乳を出すためのホルモンが脳下垂体からたくさん産生されますが、このホルモンは同時に子宮の復古を促すことができます。母体の早期回復のためにも、母乳はちゃんと働いているのです。

 おっぱいをあげる時間は、片方5分で交代して10分が目安。2交代20分〜40分で切り上げましょう。疲れてはおっぱいも出が悪くなります。

 おっぱいをあげることに神経質になってはだめ。かえって、分泌を悪くします。

 大切なのは、リラックスして、お母さんも、おっぱいも、休みをしっかり取ること。ゆったりした気持ちでおっぱいをあげてください。お母さんの不安やいらいらは、赤ちゃんにすぐ伝わります。そうすると、赤ちゃんも上手に飲めないものです。お食事タイムはゆったり、リラックスタイムにしてください。

 産後すぐから1ヶ月ころまでは、妊娠中に作られたホルモンの影響で、体は一生懸命おっぱいを作ろうとします。でも、たいてい生まれてすぐでは赤ちゃんは強く吸わないし、乳腺も十分開いていないので、つまりやすく、また、うつ乳という状態を起こしやすいのです。その上、産後すぐから2週間未満の母乳にはたくさんの免疫が入っているので量は少なくてもドロッとした、濃いミルクですから、つまりやすいのです。

 そのようなときに糖分や脂肪分のとりすぎは、ミルクにさらにべたつきを与え、乳腺炎の原因を作ります。おもちやご飯、麺類やパンなどの炭水化物も取りすぎると糖分と同じで、べたべたミルクになります。

 せっかくおっぱいが出るのに、乳腺炎になったらたいへん。赤ちゃんの飲む量も増えて、急激なホルモンの作用も落ち着き、乳房の熱っぽさや腫れなどが落ち着いて、柔らかなふにゃふにゃおっぱいに戻るまでの約2ヶ月は、これらの食品には注意して、とり過ぎないようにします。むしろ、繊維を含んだ根菜類、良質なたんぱく質、水分(2〜3リットル/日)豆類、緑黄色野菜をたくさん取ってください。

1. たんぱく質
赤身肉、皮無し鶏胸肉、鶏ささみ、卵 豚赤身肉は脂肪少なくビタミンが多い。 したびらめ、あじ いわし、さば、さんま、ぶりはかつおよりも高脂肪高エネルギーなので調理法に工夫。 かつおは低脂肪でビタミン豊富。 青魚は白身魚よりビタミン豊富。
2. ビタミン
緑黄色野菜 ビタミンKは母乳では少ないので、納豆、野菜【キャベツやブロッコリー、レタスなど】で摂取。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、免疫機能を高め脳細胞を発達させる。干ししいたけ、青魚などにたくさん含まれています。
3. 糖質
米飯(エネルギー源としてだけでなく、ビタミン、ミネラル、繊維の摂取のため重要)、イモ類
4. 鉄
レバー、ほうれん草、ひじき、のり、大豆など
5. ミネラル
肉、豆、野菜、果物、海草、小魚、乳製品
6. 繊維質
にんじん、ゴボウなど根菜類、豆、野菜、海草
7. カルシウム
干しえび、乳製品、小魚、小松菜類など