MOM--Japanese Family Support Organization
v赤ちゃんの排泄について(3)

 今回は赤ちゃんの便秘と尿についてです。

 赤ちゃんの排便回数はまちまちで、毎日出る子、何回も出る子、2日に1回や3〜5日に1回の子、などさまざまです。

 たとえ、3日に1回でも赤ちゃんがよくおっぱいや離乳食もとっていて機嫌良ければ心配は要りません。赤ちゃんのリズムと思ってかまいません。しかし、排便時に痛がる、便が硬くて肛門が切れる、排便に時間がかかって苦しがっている、おなかが張っているなどはなにか対策が必要です。

 そんな時は、まず摂取している食べ物に工夫してみましょう。通常おっぱいだけの赤ちゃんに便秘はほとんど見られません。離乳食を食べるようになってから、というのがほとんど。水分を多めに与える、柑橘系の果汁を与える、砂糖水を与える、繊維質の食事を工夫する、などいろいろ試してみましょう。

 朝おきて食事やおっぱいの後におへその周りを指2〜3本の腹でゆっくり時計周りにマッサージしてあげるのも効果があります。

 どうしても硬くて出ないときは、綿棒の先にベビーオイルなどをつけて約1cmくらい肛門から入れてくりくりと綿棒をまわすようにして刺激を与えます。その時すぐでなくても、おなかをさすっているうち、出ることもあります。

 病的な便秘としては、生まれつき結腸やS状結腸の神経節が欠損し、腸管拡張が悪くて起こるヒルシュスプルングという病気がありますが、この場合、頑固な便秘が続き、おなかが膨らんでくるほか、栄養状態も悪くなってきます。軽いと便秘と間違われて発見が遅くなる場合もありますが、まれな病気です。

 赤ちゃんの尿はほとんど無色から薄い黄色、排尿回数は乳児で15回から20回、幼児でも10回くらいある子もいます。たまに尿中の成分である尿酸塩が混じった場合、尿が薄いピンク色やオレンジ色になりますが、心配は要りません。

 尿の異常は、排尿の回数が異常に多いか、極端に少ないか、何度も排尿に行くのにほとんどでない、排尿時に痛がる、赤い血尿が出る、尿にうみが混じっている、などの場合です。

 膀胱炎などの尿路感染症や腎盂腎炎、腎臓腫瘍、ネフローゼ症候群、膣炎、包皮炎など考えられますので、すぐに受診して下さい。その際、何回くらい排尿があるか、尿量はどのくらいか、食欲や水分の接収量はどの程度か、発熱や他の症状の有無、機嫌はどうかなどをDrに報告しましょう。