MOM--Japanese Family Support Organization
v赤ちゃんの睡眠環境について(2)

 赤ちゃんはクリブに寝かせるか、床に寝かせるか、どちらがいいでしょうか。

 本当は床よりクリブのほうが好ましいのです。6ヶ月未満の赤ちゃんには、まず周囲を柵に囲まれていて安全であることが第1、生後間もない赤ちゃんは動かないようですが意外にも足を蹴ったりする力が強く、体をよくずらしてしまうもの。柵が無いと落下の危険性があります。

 新生児を動かないからと安心して、ソファやカウチ、大人のベッドにおいていて、落ちてしまったというアクシデントはよくおこります。そのような場所に赤ちゃんをおいた場合は、決して目を離してはなりません。

 また、6ヶ月以降の赤ちゃんは寝返りもでき、活発に動くので、柵が無いと、より落下の危険性が出てきます。また、柵の間に腕や足を挟んでしまう、という危険もあるため柵の内側にガードマットをつけましょう。

 クリブの高さは空気中のほこりをにも関係します。床上から10〜15cmのところにはほこりの停滞する帯ができます。床に寝かせると、ちょうど赤ちゃんの顔の位置がその帯のところになり、ほこりを多く吸わせることになります。

 また、周りを歩く人や階下の振動も響きますし、小さな子供や動物がいると、赤ちゃんの上に乗ったり、転んだりする危険もあります。冷気は下にたまりますから、赤ちゃんは大人の感じている室温より寒い環境に置かれることにもなります。

 半年過ぎくらいから、夜泣きをすることが多いのですが、この時期、自分の布団に連れてきて授乳したりあやしながらもう1度寝かせる、ということが多く、そうすることで、クリブを嫌がるようになってしまった、というのもよく聞く話です。

 でも、小さい赤ちゃんを大人のベッドで寝かせるのは、大人がつぶしてしまう危険性もある上、大人の布団で窒息させたり、逆に大人の体に布団を取られて、寒くなってしまったり、ということも。できる限り夜泣きが落ち着いたらクリブに戻すようにするとよいでしょう。

 1歳以降の赤ちゃんは動きも活発ですし、体も大きくなってくるとクリブが狭くなってくる場合もあります。ちょうど自我も出てきますから、お母さんといっしょに寝たがる場合も多いでしょう。親子で大きなベッドで川の字に寝るのもスキンシップになるでしょう。(お父さんが嫌がらないなら)

 しかし、よく動きますので、柵がないとやはり危険。大人のベッドサイドには、よくナイトテーブルが置かれていますが、これに頭をぶつけたりすることも多いのです。仮に、壁側などに寝かせて、反対側に大人がいても、動く子供は大人を乗り越えて転がったりしますから、決して安全とは言いがたいのです。

 やはり、自立の意味も含めて、子供は子供のベッドで寝かせるほうがよいでしょう。

 クリブが狭くなったら、普通のツインサイズのベッドを与えて、必ず両サイドにベッドガード(市販されている普通のベッドに差し込んで使える転落防止の柵)をつけてください。ベッドガードはネット式になっているもののほうが首や体を挟む心配がありません。兄弟とバンクベッド(2段ベッド)で寝かせる場合は、小さい子供は必ず下を使わせてください。小学校くらいになれば、柵も必要無くなるかもしれませんね。