MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(19)

 月齢9〜10ヶ月になってくると、いよいよ赤ちゃんの知能、好奇心は発達し、体の動きもめざましくなってきます。まさに、1日1日と成長してゆきます。昨日できなかったことが今日はできている、何てこともしょっちゅう! 新生児のころは「早くはいはいしたり、歩いたりするといいなぁ」と思っていたお母さんも、一日中赤ちゃんのめまぐるしい動きを追っかけて、うれしいため息をついているのではないでしょうか?

 赤ちゃんの発達にはかなり大きな範囲で個人差があります。このころにやっと芋虫ごろごろと動く子もいれば、ずりばい、といっておしりやおなかをずりずりさせながら移動する子もいますし、上手にたったかハイハイする子もいます。つかまり立ちや伝い歩きができてしまう子もいます。うんと早い子だと、ヨチヨチと一人歩きの1歩を踏み出す子もいます。

 このコラムで何度もお話していますが、赤ちゃん時代はこれだけ大きな個人差があって当たり前。本の知識や他人の評価、近所の子供などに目をやらず、自分の子供の今日までの歩みをしっかり見てあげてくださいね。そうすれば着実に成長しているのがわかります。それが大切なことです。

 また、赤ちゃんは頭の発達から、体の発達へと伝わってくるのですが、頭のほうも飛躍的に成長してゆきます。少しの間や、ある程度の記憶力がついてきます。前のものを覚えて期待する、要求する、ということができるようになってきます。

 Pee-Ka-Boo!!(いないないばあ)を喜ぶようになるのも記憶力の発達から。お母さんは特別な人としてしっかり認識していますから、人見知りを始めたり、お母さんの後ばかり追っかけて、ちょっと見えなくなるとぐずったり、などものころからよく始まります。お母さんべったりで、お母さんもやれやれ、と思うかも知れませんが、これも赤ちゃんの正常な発達過程をあらわしています。徐々にまた変わってゆきますから、おつきあいしてあげてください。

 また、知能の発達と体の発達がつながって、まねをすることができるようになります。バイバイ、と手を振ったり、こんにちは、と頭を下げたり、相手の行動を見て、また、言葉を聞いて、赤ちゃん自身で反応することができるようになったわけです。

 また、言葉と行動をあわせることによって、はっきりした言語としての意味はわからなくても、何を表しているのかは理解するようになります。最初は、あ〜、うっく〜、という声もなんなんなん〜、とか、たったった〜とか表現も変わってきて、まんまんまん〜から、まんま〜とつながってゆきます。お母さんや周りの呼びかけ、ママよ、という会話から、お母さんを呼ぶとき、まんま、まんまとなります。ご飯のときも、まんま、と教えるお母さんが多いでしょうから、食べたいときにまんまんまんまんま….と言う赤ちゃんもたくさんいるでしょう。

 このような単純な音の繰りかえしが、やがてニャンニャンやワンワン、ブーブーといった赤ちゃんの言葉、単語の基礎につながってゆきます。

 赤ちゃんは周りの会話や、自分に話しかけられる言葉を聞いて、言葉のもとをふくらませてゆきます。パパとママが違う言葉で話していても、ちゃんと両方理解してゆきます。聞いて、聞いて、発語につなげてゆきます。積極的話しかけるようにしてください。無理に赤ちゃん言葉を話す必要は余りありません。むしろ、きれいで正しい言葉を使ってあげるように心がけましょう。

 子は親の鏡、といいます。これは本当。子供はもっとも身近な親、兄弟の言動を真似て習得してゆきます。赤ちゃんとはいえ、育ち始めた記憶力でしっかりと親の言葉、行動を見ています。よい子に育てたい、と誰もが思うでしょう。それなら親が普段の生活を考えてゆかねばなりません。