MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(17)

 24週〜28週ころになると赤ちゃんもずいぶんとしっかりしてきます。

 赤ちゃんのぽやんとした雰囲気から、けっこうしっかりとした表情で意思を表したりします。少しずつ体の動きが自分の意思にあってくるようになり、早いと上手にはいはいをする子も。

 はいはいの始まりはうつ伏せでおしりをピコピコと持ち上げるようになったら。そのうち、両手をしっかり踏ん張って体を起こして、おしりピコピコで、まず体を後ろにずらしてゆけるようになります。これはこれでけっこう行動範囲が広がるので気をつけて。特に後ろ向きですから段差などに落ちると危険です。

 後ろはいはいになれるころ、腕の力がさらにしっかりしてきて、腕を片方ずつ持ち上げて、自分の体を前に押し出す方法をいつの間にか学び取ります。さあ、こうなったら、赤ちゃんの行動範囲はど〜んと広がって赤ちゃん天下です。興味のあるものを見つけたら突進してゆきます。

 お母さん、お父さんは赤ちゃんの目の高さになって周りを見回してみてください。上から見ていたのでは気がつかない危険を見つけることができます。赤ちゃんの顔の位置に突起物はないか、手の届く範囲で引っ張ったりして危険なものはないか。手を触れて危険なものはないか? 赤ちゃんが絡まってしまうような紐やコード、他が落ちていないか。小さなものは落ちていないか。

 赤ちゃんは、必ず何か見つけると自分の口で確かめようとします。食べ物でも小さくてうまく飲み込んでしまえばいいけれど、のどに詰まったり、はりついたりしたら危険です。また、小さくても誤って気道に落ち込んだらやはり危険。なめたりするだけで中毒を起こしてしまうようなものも家庭にはいっぱいあります。常に赤ちゃんの成長に合わせ、赤ちゃんの行動範囲、目の位置を大人がしっかり見極めて、赤ちゃんの世界から危険を取り除く努力をしてください。

 赤ちゃんは何もわからないから、と思っていませんか? 赤ちゃんは生まれたときから、全身をレーダーのようにして周りの雰囲気を感じ取っています。大人のするような会話の形は取れませんが、結構こちらの言っていること、わかっているんですよ。言葉の持つ感情を読み取っています。だから、赤ちゃんにはいつもまっすぐに目を合わせて、たくさんおしゃべりをしてあげてください。赤ちゃんはそれを聞いて、聞いて、ためて、ためて、発語につなげてゆきます。

 このころの赤ちゃんは、きゃっきゃっとかわいい声で笑ったり、あっくー、うっくーと機嫌よく話したり、うー!ぎー!と文句を言ったり、泣くだけのころとは違った発声を感情豊かに表現していますよね。これらは赤ちゃんのおしゃべりの練習なんです。赤ちゃんの視力が外界の、見るという刺激を受けて日々発達してゆくように、言葉もまた、日々、周りの話を聞いて、周りの口の動きを見て習得、発達してゆくものなのです。

 お父さんとお母さんが違う言葉を使う場合、赤ちゃんは混乱しないかしら? と心配するお母さんもいますが、この場合、赤ちゃんの言葉は普通の子より、始まりが遅くなる場合がありますが、ほとんど心配は要りません。ちゃんと二つの言葉をインプットしていきます。

 ただ、大きくなるにつれ、どの言葉が生活の中で多用するか、本人にとって必要となってくる頻度があるかで、優先言語が出てきてしまいますが。言葉の習得については個人差が大きく、家庭環境や子供の性質なども大きく絡んで異なってきますので、ここでは割愛しますが、親がしっかりとした態度で、子供に正確に、はっきりと話しかけてゆく限り、多言語であっても子供は理解してゆきます。 いつもたくさんお話してあげましょう。