MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(16)

 先月まで離乳食、断乳と話が少し横道にそれてしまいましたね。今月から、また本線 に戻りましょう。

 20〜24週の赤ちゃんはずいぶん体も表情もしっかりしてきます。好きなおもちゃがでてきたり、人見知りをしたり、対人にたいしてのはっきりした興味や反応を示します。早い子ならうつ伏せになった状態から、しっかりと上半身を起こし、はいはいの前段階、後ろにずりずりと移動し始めることでしょう。たっちの姿勢にして足を床につけるとかなりしっかりと踏ん張ってみたり、ぴょんぴょんとはねるようにして遊んだりすることも。

 手足の筋肉がずいぶん発達してきています。首ももうしっかりとして、ぐらぐらもほとんどなくなってきますから、たて抱きも楽になってきますね。バスチェアを使って赤ちゃんを中に座らせて、お母さんは外から赤ちゃんをお風呂に入れたりもできるようになります。

 まだ支えなしでお座りは難しいのですが、発達の早い赤ちゃんだと、安定したところに座らせて数秒くらいバランスを取っていられることもあります。でも、まだ体の下半身まで神経発達が行き届いてはいません。まだ体のバランスを取って長く座ることはできませんから、赤ちゃんを座らせておきたいときは、左右、背面にしっかり支えを置いて赤ちゃんを固定するようにしてください。

 動く能力がつけばつくほど、赤ちゃんはじっと寝ているのを嫌がります。ごろごろ転がって、思うように移動できなくて怒ったり、かと思うと器用に寝返りを繰り返して、あっという間にどこかに移動してしまったり、おかあさんをびっくりさせることもあります。

 赤ちゃんを床に下ろしているときは周囲にあたって危険なものはないか、移動して落ちたり、挟まったりするようなことがないか気をつけてください。また体を起こしていられるようになっても、まだ不十分なバランスから、急にそっくり返ったりして、お母さんのあごに頭突きを食らわしたり、いきおいついて壁や柱に頭をぶつけたり、意外によくあること。でも大怪我をする場合もありますから十分注意してください。

 お母さんは赤ちゃんにとってこの世で一番大好きな存在。ほかの人とお母さんの区別がしっかりついていますから、お母さん以外の人があやすとちょっと緊張したように硬い表情になったり、泣き出したりすることもそろそろ出てきます。これも正常な発達にひとつです。人見知りの程度、期間は子供のおかれた環境などにも左右され、かなり個人差が出てきます。人見知りの時期はお母さんべったりになりがちで、ちょっと大変に感じるかもしれませんが、いずれおさまってきますから、あまり神経質にならないようにしましょう。

 注視,追視もしっかりとして、視力も少しずつ伸びてゆきます。見る遊びができるようになってきます。おもちゃを追ったり、いないいないばあをしたり。目の前の不思議な変化を楽しめるようになって、赤ちゃんはますます脳を発達させてゆきます。つかんでいただけのおもちゃも、それを何かにたたきつけたりして振動を楽しんだり、音や変化を楽しんだりもできます。これらの発達は運動神経の発達をさらにうながします。

 赤ちゃんは本当に毎日、1分1秒おしまず発達しているんですね。

 このような赤ちゃんの自然な発達をさらに助けるのは環境です。お母さんや家族の積極的な語りかけ、見せるさまざまな表情、室内や室外の刺激、暖かな抱っこのぬくもり。これらが赤ちゃんの健やかな発達を助けます。赤ちゃんの変化を楽しみながら育児をしていってほしいですね。