MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(11)

 生後12週〜16週個くらいになると首の筋肉もだいぶ強くなってきて、俗に言う首すわりができてきます。腹ばいにすると頭をしっかりと持ち上げ、自分の意思で頭を持ち上げたまま周囲を見回したりもできるようになってきます。たてに抱っこしていても、一生懸命首を起こして頭を立たせてくるでしょう。でも、赤ちゃんの頭はまだまだ重くてバランスが取りにくい状態です。ときどき、かくん、と頭を倒してしまいますから、まだしばらくは頭や首を支えておいてあげて下さい。

 かなり小さいものもしっかり目で捕らえるようになってきて、つかんだ物を自分の口元に持ってくるのも上手です。赤ちゃんはどんなものでも口でまず確かめます。汚いもの、誤嚥、窒息する危険のあるもの、顔にかぶってしまったら取れにくいもの、毒性のあるもの、鋭利なものなど、赤ちゃんが口に入れたら危険なものは、赤ちゃんの手の届く範囲から取り除いてください。まだ動けないのだから、と安心は禁物です。手足の力もついてきて、上下に活発に動かせるようになると、かなり上下に体をずらしてしまいます。

 大きなベッドの真ん中に置いたのに、いつのまにか落ちてしまったり、ソファから落ちるのはとてもよくある事故例です。赤ちゃんは無抵抗で落ちるので、場合によっては自然の受身となって大丈夫な場合もありますが、落ちた場所に硬い家具があったり、シャープな角にあたったり、われものがあったり、と危険はどこにでも隠れています。

 寝返りができないうちは、ちょっとした段差があれば乗り越えることはできないので、動いて落ちるのを防止できます。柵のないところに置くときは、赤ちゃんの周囲に何かを置いて、危険の無いようにしてください。

 12週くらいまでは、一日あたり20〜60グラム前後の範囲で体重が増えてきた赤ちゃんですが、そろそろ増えがゆっくりとなだらかに変わってきます。体を動かせるようになればなるほど、からだもしまってきます。また、上に伸びたり、太ったり、と交互になってきたりします。なかには2〜3ヶ月体重の増減が無い子もいますが、本人の機嫌、顔色などが良く、よく飲み、排泄にも問題がなければ、心配は要りません。ちゃんと背も伸びて成長しています。

 成長や運動機能の発達の度合いはこれからどんどん個人差が出てきます。よその子と比べるのではなく、自分の子供をしっかり見つめ、信用してください。大人と同じく、赤ちゃんだって一人の人間、同じ人間はいません。一人一人の成長過程を持っています。

 視力はさらに進んで、より多くの情報を取り入れています。目で見たものを認識し、手を伸ばしてつかまえて、さらに自分のところに引き寄せる、ということができるようになってきます。すなわち、視覚聴覚などで取り込んだ情報を処理して、手を使って取り寄せるという運動能力との連動が可能になったのです。大人は意識していませんから、このように表現すると「へぇ〜」と思うかもしれませんが、生まれてすぐの頃は、自分の意思で体を動かすことはできなかったのです。わずか数〜十数週間でこれだけの発達をする赤ちゃんは、ものすごい速度で進化しているわけです。

 感情もさらに豊かになり、声の出し方にもバリエーションが出てきます。声を出して笑えるようになるのもこの頃からです。家の中だけにこもらず、積極的に外出もして、赤ちゃんと一緒にたくさんの刺激を受けてください。