MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(9)

 今月から月齢にあわせた赤ちゃんの特徴をお話してゆきましょう。でも、あくまでも赤ちゃんの発達は個人差が大きく、早くできる子から遅い子までの差が2〜3ヶ月以上ある場合もありますから、決してほかの子と比べたり、本のとおりを鵜呑みにせず、自分の赤ちゃんをしっかり見つめて、機嫌や健康状態を把握するようにしてください。

 生まれたばかりの赤ちゃん、特に生後4週までの時期を新生児期(New born baby)といいますが、この時期の赤ちゃんは初めて外界に出て、はじめたばかりの肺呼吸をしながら小さな体で一生懸命外界の生活に慣れようとしている重要な時期です。

 一見、眠っているかおっぱいを飲んでいるかだけの赤ちゃんですが、目をあけては周りの刺激を際限なく取り入れ、周りの音をどんどん聞き続け、なく、という唯一できる発声でコミュニケーションをとろうとしています。

 何度もこのコラムでお話しているように、泣く、ということは赤ちゃんの最初の言葉です。泣くことを不快や苦痛の表現ばかりに受け止めておろおろしてしまうお母さんがたくさんいますが、呼びかけや甘えも泣く、という表現になりますから、焦らずおおらかに受け止めてあげましょう。赤ちゃんは全身で周りの雰囲気をキャッチします。周りが不安がったり、おろおろしていると赤ちゃんもそれを察知してぐずったりしてしまいます。ど〜んとこい!!のたくましいお母さんになりましょう。

 まだ目は30cmくらいしか見えませんが、これは抱っこした赤ちゃんがお母さんの顔を確認できる距離。赤ちゃんの目をしっかり見つめ、アイコンタクトをして話しかけてあげて下さい。赤ちゃんの気持ちがだんだんわかるようになってゆきます。アイコンタクトは愛コンタクト。積極的に語りかけ、抱っこして全身でお母さんの愛を伝えてください。

 新生児期は睡眠時間が多く、眠っては起き、飲んで、出して、また眠り、の繰り返しですが、だからといって、周りを暗くしたり、静かにしたりしなくていいのです。朝や昼は明るく、普段のままの生活の中に赤ちゃんを置いてあげてください。どんなにうるさくても眠いときは眠ります。神経質になるとかえって赤ちゃんも過敏になってしまいます。おなかにいるときから家庭の音を聞きながら雰囲気を味わってきたのですから、生まれたあともそのままで良いのです。

 その中で赤ちゃんは朝、昼、夜と生活のリズムを付けてゆきます。新生児はあまり動かないので、気楽にソファや大人のベッドなどに置く方が多いのですが、実は手足を上下に動かすだけで、かなり体をずらすことができます。そのため、ソファから落ちてしまってびっくり!ということが意外と多くあるのです。新生児だから、と楽観せず、柵のないところに置いた場合、決して目を離さないようにしてください。

 赤ちゃんは落ちる、という自覚がないため無抵抗で落下します。かえってそれが自然の受身になって守られる場合もありますが、落ちた場所が固い床面だったり、家具に頭をぶつけたり、鋭利なものでケガをしたりすると大変危険です。家の中にも危険はいっぱい。でも、ちょっとした注意で赤ちゃんを守ることができます。