MOM--Japanese Family Support Organization
vすくすく赤ちゃん(4)

 "うちの子は新生児なのになのに眠らない"、こんな疑問を持つ方が最近増えてきました。

 育児書を見ても新生児はおっぱいのとき以外は、眠っているときが多い、とかかれています。あまり眠らないのでどこかおかしいのかしら?、と心配するお母さんも。でも、これは心配しなくていいのです。

 どうやらこれも時代の流れ?、今の新生児は20年前の赤ちゃんに比べて、覚醒も早く、発達も早いようです。環境の整備、医療の進歩、生活の向上などから母体の栄養状態はきわめて良好、それゆえ、赤ちゃんの栄養状態も良く、脳細胞の発達も進んでいるようです。起きている時間が長ければ、それだけ多く外界から刺激を受け、たえず赤ちゃんの脳は発達してゆきます。脳の発達は体の発達も促してゆきます。

 起きてばかりで、すぐ、ぐずぐず泣いて困ってしまうときもあるでしょう。でも、大人だって自力で動けなくて寝たままでいたら、つまらないし、さびしいはず。誰かを呼んでそばにきてもらいたいはずです。赤ちゃんも同じこと。

 新生児といえ、何が心地よいかはすぐわかっています。まして言葉も出せない、自分の意思で体を動かすこともできない赤ちゃんです。ぐずぐずを泣いて呼ぶしかできませんよね。一人、ほおって置かれるより、優しい、暖かい腕に抱かれるほうがずうっと心地よいはずです。

 こんなときは赤ちゃんに声をかけてかまってあげてください。もし、忙しくて手が離せないときは、赤ちゃんにひとこえ、待っててね、と声をかけておきましょう。赤ちゃんの訴えを無視するのではありませんし、すぐにかまってもらえないときもあるのだ、という学習でもありますから。少しくらい泣いてても平気です。呼吸と発声の運動です。

 また、起きている時間が長いほど、脳細胞が刺激を受けて発達してゆく、というのは赤ちゃんに疲労感を与えることでもあります。大人なら、疲れたら休む、本を読む、散歩をする、伸びをする、etc、頭の疲れを発散させることができますが、自分の意思で手足も上手に動かせない赤ちゃんは、気持ちを切り替えることも、発散させることもできません。結果、体は疲れて休みたいのに脳は興奮状態になってしまい、眠いのに眠れない、という状態に陥ってしまいます。

 このような場合、抱いたり、おっぱいを含ませたりして落ち着いて眠りには入れるならいいのですが、時にそれもできないくらい赤ちゃん自身がパニックに陥り、おっぱいも受付ないほど泣きわめく場合があります。夕方泣きや夜泣きはこのような原因が多いのです。

 このような時はお母さんもつらいけど、赤ちゃんもつらいのです。落ち着くまで抱っこしてあやしてみて、少し落ち着いたらおっぱいを含ませたり、ミルクをあげたりしてみてください。それらを受け入れたらOKです。

 抱っこだけでも落ち着かないときは、部屋を移動したり、窓を開けて空気を換えてみてください。ベランダに出たり庭に出るのもいいでしょう。家の周りを歩くのもOK。空気が変わると意外とすっと落ち着く場合があります。1ヶ月未満でもきれいな外気は吸わせていいのです。むしろ新鮮な冷たい外気は新生児の気管支を広げて呼吸器の発達を促します。ぐずって泣き止まないときは試してみてください。

 こうして、しばらくぐずりが続いても、脳と体の成長発達とともに、また受ける刺激を上手に処理できるようになると、ぴたりとおさまります。そしてまたぐんと1段階発達し、また新しい学習を続けながら、また時にぐずり、またしばらくして収まる、とこのような過程を何度か繰り返しつつ成長してゆきます。ぐずり、夜泣きはずっと続くものではありません。

 病気じゃないかと心配するお母さんもいますが、元気に泣くのは健康の証拠です。もし、なんらかの異常があるなら、必ずほかの兆候も伴います。たとえば、顔色や唇の色が悪い、食欲がない、おしっこやうんちが少ない、でない、下痢をしている、吐く、どこかを痛がるetc。食欲はある、うんちやおしっこも普通、顔色も良く、皮膚の弾力もあるなら、まずほとんど心配は要りません。