MOM--Japanese Family Support Organization
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体重管理、というとドキッとする方も多いのではないでしょうか?
日本では妊娠中、最も厳しく指導されるのがこの体重管理です。なぜカナダでは厳しくないのでしょうか?
これは医療事情の違いにもよると思われますが、ここでは、何らかの異常があって初めて医療側が対処する、という形がもっとも大きな要因でしょう。何も無ければ良い、というのは確かにそうですが、予防医療に十分な時間や場所をさく余裕が無いのもひとつでしょう。医者も気にしないのになぜ?と思われるかもしれませんが、妊娠にとって体重超過はあらゆるトラブルの元なのです。体重が増えすぎると体を動かすのが辛くなり、下肢や腰、、内臓にも過度の負担を与えます。また心臓への負担もかかり、息苦しくなったり、貧血をおこしやすくなったり、足の疲れ、痙攣、静脈瘤、肉われなども起こします。体内の代謝も悪くなり、腎臓に負担がかかったり、糖代謝が悪くなると腎炎や妊娠性糖尿病になったりも。また、これらの症状は妊娠中毒症にも転化しやすいのです。血圧の上昇から血管障害も危惧されますし、胎児にも影響を与えます。赤ちゃんが大きくなりすぎたり、逆に成長が悪くなったりの弊害も招きます。病的な変化は無くても、つきすぎた脂肪は内臓にもつき、赤ちゃんの通り道(産道)の中にも脂肪がついて、赤ちゃんが降りにくくなってしまいます。
その結果、分娩に時間がかかったり、場合によっては帝王切開になる事もあるのです。もちろん太りすぎはお母さんの美容の敵でもあるでしょう。
産後、体重を戻すのも大変になります。
ここまで書くと、体重管理がいかに重要かわかっていただけるかと思います。では、どのくらい増えれば良いでしょう。妊娠前が肥満気味の人で出産までに増えて良いのが約6〜8kg、標準体重の人で9kg前後、痩せ型の人で9〜12kgが目安です。どんなに太っても15kg以下で押さえましょう。
つわりなどで体重が減った場合、減った体重から考えて良いでしょう。
赤ちゃんの重さ、血液の増大量、必要な脂肪の増加などを含めて6〜8kgが妊娠に伴う生理的増加です。これ以上は不要な脂肪、ということになります。1ヶ月に1〜1.5kgの増加でコントロールしましょう。いきなり3kg〜などの急激な増え方は体に負担をかけますから注意してください。
バランスの取れた食事をとり、脂肪や糖分の強い間食は避け、散歩や軽いストレッチなどをして過ごしましょう。
日本人は欧米人に比べ体が小さいので、おなかも大きく見えなくて、医者からもっと太りなさい、とか言われる事が多いのですが気にする必要はありません。また、見た目で判断して赤ちゃんがちゃんと育っているか心配され検査を進められることもありますが、これも今までの例からも95%以上問題ありません。見た目が小さくても中でしっかり大きくなっていますから、おなかの見た目や形にはこだわらないようにしましょう。